お腹が空いていないか?ちゃんと食べているか?特に気がかりな家がある。
毎日訪ねて見たいほどに気がかりで心揺れるが、
引き算の支援に自分を引き寄せる。そして、縁を切られない程度に訪ねてみる。
中2・小5・小1の姉弟が、家外で壊れた小さなテーブルの上に足をのせ、
サイズも季節もあっていない服を着て、ただボーっとしている。
「何しているの?蚊に刺されない?」「刺されない」
「ご飯食べた?」「食べてない!」
「いつから食べてない?」「昨日の夜から」
「お腹空いたでしょ…子ども食堂にご飯食べにおいでよ…」「行かない!」
家の中からお父さんの声「ご飯食べに行ってこい!家にはなんもないぞ!!」
「ほら、お父さんもそう云ってるし行こうよ」「行かないメンドウクサイ!」
中2「めんどっちぃ…人に会いたくない。」
小5「俺ら、ココがいいんだ!どこにも行かない!」
小1「腹なんかすかねぇもんな~(小5の兄を見る)」
小5「俺らの事なんかカマウナヨ!」
小1「とっととけえぇれ!ジゴクヘオチロ!」
この子の家にいく度に思う事、感じる事。
この子たちが生まれてから今まで生きてきたこの家は、
外壁は壊れ下地が露出、6畳一間の一軒長屋。
雨の日は、雨漏りがして屋内に居ても傘がいる家。
家の中には、知らない虫がいっぱい………這っている。
小1の子は、夕方4時ごろまで寝ていて起きない。
夕方まで寝ている子どもたち…当然学校には行けない…よね。
字があまり読めない、九九できない、学校行ってない…
このまま、ココから動かずどうするの?と涙がこぼれる。
親御さんは、笑いながら
「どうすんですかね…学校行けって言ってんですけどね…」
食べることもままならない貧しい生活がそこに横たわってはいるけれど、
生き方にはいろいろあるってコトの情報を伝えたい……。
生きることの考え方や、未来の希望まで貧しくあってほしくない。
この子たちに、動けば良いか悪いかは判らないけれど、
何かは変わるよ、今と同じじゃないよ。
未来は親と同じじゃない、違う世界もあるって事伝えたい。
by hiroko
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