4月9日月曜日、
穏やかな春の日でした。
市内県立高校の入学式が行われました。
前日の深夜「chieちゃん、明日お休みって聞いたけどスーツ持ってる?」
と、意味不明な電話が当団体の看板娘(娘は過去!)よりありました。
「あるよ〜。。何?どうしたの?」一応会社員で販売員の私は、
いろいろ持っています。
「明日の高校入学式、Sちゃんの親御さん誰も行けないんだ」
「そうなんだね〜。。わかった!」
はじめて参加した高校の入学式です。
行ってみたら、当団体でおつきあいしています、
保護者の方(男性)もいらして、
「びっくりしました。隠し子でもいたのかと」
(そんなわけないでしょ)
そうこうしている内に、生徒たちの入場です。
あ、Dちゃんだ、Oくんだ、Sちゃん、Nちゃん
みんな緊張しているみたい、でもうれしそう。
こうして子どもたちの後ろ姿をみていると、
みんな、本当に大きくなったな〜。。
私たちが関わりはじめた頃は、
「勉強なんかしない!高校なんか行かない!
ご飯いらない!」って言ってたな〜。。
それがこんなに大きくなって。。
しかし、他の入学式に参加している保護者の方々、
ご夫婦も多い。お父さんも仕事を休んで来ているのですね。
今はこれがもしかして「普通」なのでしょうか。。
普通が多い中で、私が関わっている子どもたちは、
やはり様々にたいへんで困難な事が多い。
Sちゃんの保護者代理で参加したのですが、
Sちゃんの親御さんは外国の方で高校入学準備書類も
書けなくて、Sちゃんが子どもの文字で一生懸命
記入してありました。不備もいろいろ出てきますよね。。
高校の入学ってほんとうにお金と「手間」がかかる。。
せっかく高校受験に合格したのに、子どもたちは
制服や準備物がそろわなくて、とても不安な日々を
送っていました。
スタッフも一生懸命に制服やらジャージやら
支援して頂いている皆さんにお声をかけて集めました。
「何とか入学式までに!」
制服のボタン付けや、運動着の刺繍をほどいて
また刺繍をしなおしたり、自転車、ヘルメットもろもろ。
親御さんが手をかけられない分を、何とか
スタッフの「手」で、、。
最後に教室見学がありました。
Sちゃんがかけよって来てくれました。
「来てくれたんだ!」
この一言、
ありがとう、忘れないよ。
by chie
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